受け皿に接着剤を少量取り、シンナーで、倍くらいに薄めて下さい。接着剤のメーカーによって粘度に差がありますので、薄く塗り延ばすのに支障が無いくらいの固さに調整します。尚、シンナーはすぐに気化して接着剤も硬化していきますので、適宜、スポイトなどでシンナーを加えて粘度を保って下さい。
塗り終わったら、即座に型紙を外し、先程つけた直線側の折り目で折り返し、反対側のネットを密着させます。そのまま接着剤が乾くまでしばらく待ちます。
出来たものを、光に透かして接着漏れをチェックします。左写真のようにすき間が出来ている部分に、あらためて接着剤を塗り、すき間を埋めていきます。
接着漏れ修正完了。写真ではまだ小さなすき間が残っていますが、これくらいでも充分です。 より完璧にすき間を埋めれば、尚良いでしょう。
接着剤が完全に乾いたら(手にべとつかず、引っ張ると弾力がある状態)、接着部分を2ミリ幅残して、余分な部分を切り取ります。 切り取りにはハサミを使うのが良いでしょう。 右側の写真のようになります。
この状態で、一端、足に履かせて、上に向かって引っ張り上げてみます。すると、気付かなかった接着ミスがみつかることがあります。足から外し、接着されていなかった部分を補修します。
ピンセットを閉じた状態で差し込み、先端まで届かせます。届いたら、先端部分をつまみ、袋を裏返しながら、引き出して下さい。
出来たストッキング袋をシームが後ろ側になるように足に履かせます。上に向かってゆっくりと引っ張り上げて下さい。無理に強く引っ張ると、接着部分が剥がれてしまいますので、慎重に。 上側を写真のようにねじり上げて、指で押さえておきます。
ねじった元の部分に瞬間接着剤をしみ込ませ、固定します。固まったら、余分な部分を切り取って下さい。
上側、足側ともに、フチからやや内側の部分に瞬間接着剤を塗り、固めます。あまり内側まで塗ってしまうと、組み合わせのパーツが上手く取り付けられなくなりますので、気をつけて下さい。
接着剤が固まったら、接着されていない内側の部分をナイフで切り取ります。ネットの素材はすべりやすいので、十分に気をつけてナイフを使って下さい。
左写真のようになれば、オーケーです。
ストッキング処理完了です。 両足とも同じ作業をして下さい。 * 分かりやすくするためにこのページでは未塗装の足パーツを使用していますが、勿論、塗装を終えてから作業して下さい。 ページトップへ